音楽高校・音楽大学受験向けのレッスンが一般のレッスンと異なる点としては、そこには目に見えないルールがあるということが挙げられます。
ルールを知る必要があるという点では、コンクールも同様で、コンクールと受験は近いものがあります。
同じ本番でも、これらが発表会と明らかに違う点は、落とすために行なわれるというところにあります。
音楽教育関係者はさまざまなことを言っていますが、現時点では、コンクールも受験も、まだまだ減点方式からは抜け切れていないというのが実情でしょう。
本来、演奏というものはある一定の基準で測られるものではなく、人それぞれ好き嫌いといった好みが優先するものですが、現在のコンクールや入試の実情、日本人本来の感性という点から考えてみると、減点方式に落ち着いてしまうのは、仕方がないことのように思われます。
ここで、入試のシステムに対する批判を行なっても何も始まりません。
入試がどこまで行っても減点方式になってしまう以上、それを踏まえた上で対策を立てていく必要があります。
どんなに優れた音楽的才能を持っていたとしても、音楽大学というシステムの中のルールに乗っ取っていない演奏では、受け入れてはもらえないのです。
そこで、審査員がどのような演奏に対して好意を持つのかという視点からのレッスンが必要になってきます。
音楽高校・音楽大学受験で大切なことは、入試当日に最大限の実力を発揮するということです。
日ごろ、どんなに素晴らしい演奏技術を持っていたとしても、どんなにたくさんのコンクールに入賞したとしても、入試当日に実力が発揮できなければ、合格はできません。
反対に、私のようにコンクールは全て予選落ち、あらゆる先生から無理と言われたとしても、入試当日の結果如何で、合格することは可能なのです。
入試以前のどのような時点で大きな差がついていたとしても、それは大したことではありません。
入試当日に、同じスタートラインに立てるかどうかということが問題なのです。
ですから、過去の私と同じように、音大受験など無理と言われても、あきらめる必要は全くありません。
入試当日までに、その差を埋めることができればいいのです。
これは、決してやさしいことではありませんが、不可能なことではありません。
予備校のキャッチコピーではありませんが、「選択と集中」を行なうことによって、短期間のうちに、その差を埋めることは可能なのです。
私たちは、普通、できないことができるようになりたいから習いに行きます。
ところが、「そこは違う!」という答えだけが返ってきて、それ以上詳しい説明がなかったという話を、体験レッスンに来られる方から度々聞かされます。
これでは、何のために習いに行っているのかわかりません。
当教習所では、受験生がつまずいた時、単に「そこは違う!」と言い放って終わりにするようなレッスンは行なっていません。
受験生とのディスカッションを通して、つまずいた原因を一つ一つ詳細に分析し、問題点を一つ一つ解決していくと同時に、審査員がどのような演奏に対して好意を持つのかという視点からのレッスンを行ないます。
同時に、私自身の経験を踏まえ、受験生の音楽高校・音楽大学受験に対する悩みや不安についても必要に応じてディスカッションを行い、受験当日に無用なプレッシャーに襲われたり、受験前にモチベーションがダウンしたりすることがないような体制で指導にあたります。
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